日本刀を叩き続けた鍛冶屋の刀匠が監修するキャンプ専用ハンマーが美しすぎる
2022年11月25日 12:00
抜粋
薪割り用のクサビを販売しているエムエス製作所が、2022年11月11日からキャンプ専用ハンマー「手槌」の販売を開始した。手槌の最大の特長は、一見不格好にも見える左右非対称のヘッド。刀鍛冶とコラボして制作されたということも含めて、興味深いギアだ。
鉄を叩くプロ、刀鍛冶が監修

西洋問わず、古来よりハンマーを振り続けてきた職業と言えば「鍛冶屋」だろう。さらにその中でも日本と親和性の高いのが、戦国時代から江戸時代まで飛躍的に進歩した「刀鍛冶」だ。
エムエス製作所のプレスリリースによると、刀鍛冶が古くから手打ち鍛造に使用する鍛冶用ハンマーは「火造り槌」と言われており、鉄を打ち続ける刀匠達が手首を傷めずに長時間打ち続けることが出来たのはこのハンマーがあったから、とされているらしい。
そんな刀鍛冶に柄を手掛ける木工職人、そして金属加工の匠であるエムエス製作所が手を組んで出来たのが「手槌」という訳だ。
ヘッドは何でこのカタチ?

一般的にハンマーと言えば左右対称だったり、そうでなくても片側がくぎ抜きやペグ抜きだったりという事が多い。手槌はヘッドの部分が片側だけ伸びている形状となっており、前側に重心があるのが特長だ。
これによりハンマーを振り下ろす際にヘッドの落下速度が増し、手首に力を入れなくてもしっかりと叩けるという仕組みだ。大きく振りかぶらなくても力が入るのであれば、しっかり狙いを決めて振り下ろして無駄のない作業が出来る。
持ち手にも職人技が光る

ヘッドにばかり目が行きがちだが、持ち手の部分も職人技が光っている。これは木工職人が熟練技術をもって一本一本手仕上げをしているという。わずかにカーブした形状と螺旋加工で滑りにくくしてあることで、ハンマーを振っていてもすっぽ抜けたりしないような工夫が入っている。
そして何よりキャンパー心をくすぐるのがそのデザイン。機能優先にもかかわらず美しく見えるそのビジュアルは、キャンパーの所有欲を満たしてくれることだろう。
工業と工芸がミックスした、珠玉の一振り

ヘッドは加工の難しいステンレスをエムエス製作所が0.01ミリという精度で作り上げるなど、非常に手間のかかった一振り。価格は19,800円と決して安い金額ではないものの、詰め込まれている技術や歴史に裏打ちされた使いやすさの事を考えれば納得のお値段と言ってもいいだろう。
一通りキャンプギアを揃えて「こだわりのギア」を探している方は検討してみては?















