実はキャンプ場は減っている?ブームを経ても減っていくカラクリとは
2022年08月05日 12:00
抜粋
コロナ禍に入ってブームに拍車のかかったキャンプ業界だが、さぞやキャンプ場は儲かっているのであろうかと思いきや、実はそうとは限らないようだ。
NTT タウンページ株式会社が運営するタウンページデータベース商品紹介サイトでは、全国のキャンプ場の登録件数も掲載されており、キャンプが人気の件などの発表をしている。その中で気になったのは、キャンプ場は年々減ってきているという事実。ブームの裏側ではいったい何が起きているのだろうか。
2013年から毎年30件減

NTTタウンページの調査によれば、2013年から2022年までの10年間のキャンプ場登録件数は毎年約30件ずつ減少しているとのこと。第二次キャンプブーム以降、ハイシーズンはもちろんレギュラーシーズンまで賑わっていたことから、「キャンプ場不足」とすら言われていたのにも関わらず減っているのは不思議だろう。
コロナ禍に入ってしばらくした2021年から2022年にかけては26件減と減少数は緩やかになったものの、ブームのピークにもかかわらず減少しているのである。
減っている原因とは?

毎日のように発表されているキャンプ場のオープン情報の中には、何も無かったところにキャンプ場を作ったケースと、元々キャンプ場があった場所に新たにキャンプ場を作ったケースの2種類がある。つまり全部が全部、純増しているわけではないという事だ。
一方で、第一次キャンプブームの際に開発された「昔ながら」のキャンプ場は、第二次キャンプブームにおいて人気のある施設とは言い難い。全体のトレンド感としては「オートサイト」であることと「高規格」であることがライトユーザーに受けているので、古い設備のキャンプ場は淘汰されていっているのである。
キャンプ場の今後はどうなる

キャンプ場が多い県としてトップ3にランクインしているのは上から順に山梨県、長野県、岐阜県となる。NTTタウンページは各地域の10万人当たりのキャンプ場数を調査しており、山梨県、長野県は2020年から2022年まで減少。岐阜県に関しては増加している。
岐阜県は隣の愛知県との交通の便も良く、本格的なキャンプは山岳地帯である飛騨地方、ライトなキャンプは濃尾平野を要する美濃地方と上手に棲み分けが出来ていることから、ヘビーキャンパーもライトキャンパーも受け入れられる懐を持つ。全国的に見ても、都市圏に近いエリアでライトユーザー向けのキャンプ場が増えていく傾向にあると言っていいだろう。
お気に入りのキャンプ場はしっかり応援しよう!

筆者は予てから「第二次キャンプブームは終わってカルチャーに移行した」と述べているが、これが生み出す結果は更なるキャンプ場の淘汰だ。正直キャンプ場の運営はそこまで儲かる事業ではないので、ブームを機に参入した所も10年後に営業しているどうかと言うのは分からない。
お気に入りキャンプ場が数年後にはもしかしたら無くなっているかもしれない。そうならないように自らお気に入りのキャンプ場の広報大使となってSNSなどでPRしていくことが必要なのかもしれない。















