クルマの空間を最大限に拡張するポップアップテント「Carlock」が一般販売を開始
2022年04月18日 12:00
抜粋
2021年10月にも当メディアで取り上げたクルマにつなげるテント「Carlock(カーロック)」。あれからクラウドファンディングで1,000万円以上の資金調達に成功し、正式販売を開始することになった。リリース情報によると大きな仕様の変化はなさそうだ。今回初めて知ったという方や、なんだっけ?と言う方に向けて機能のおさらいをしていこう。
クルマの居住空間を最大限に拡大できる!
Carlockはクルマの後方にある跳ね上げ式のドアと接続することが出来るテント。こういった類のテントは色々とリリースされているが、最もアウトドアフィールドにマッチしているのがCarlockなのかもしれない。
というのも、車と接続しない3面にはそれぞれキャノピーが用意されており、テント本体に合わせてテントと同じようなサイズの居住空間が3か所も増えるのである。これが「最大限」と表現させてもらった理由だ。キャノピーで拡張することで、テントと外の間で過ごすことが出来る様になり、自然を快適に楽しむことが出来る。
設置はわずか5分
ポップアップ式の構造になっているので、設営が楽なのも特長の一つ。公式によれば5分で設置できるらしく、車中泊という点と合わせると通常のキャンプと比べればかなりの時短になるのが嬉しい。クルマと接続されていれば車からテントへの荷物の移動も最短距離で済むし、撤収の際もどんどん積んでいけばOKだ。
コンパクトにしまえるのも重要
コンパクトSUVや軽自動車でも快適な車中泊空間を作れるというのがCarlockの利点。そういった意味では、積載時にかさ張ってしまうと他の荷物が積めなくなってしまい本末転倒となってしまう。
上でも触れた通り、テント自体はポップアップ式となっており、収納する際は直径85cmの丸型となり、厚みは10cmと非常にコンパクト。ギアの選別と積載を頑張れば軽自動車で家族3人のキャンプもイケそうだ。
軽自動車キャンパーの救世主となるか?
Carlockは気軽さが魅力のテントではあるが、車を含めた設営スペースが縦長になってしまうのには注意していただきたい。オートキャンプ場のサイトの形次第では設営が出来なくなってしまう可能性がある。また、ポップアップ式なので通常のドーム型やワンポールテントなどに比べれば耐風性能が低いので、天候などの情報収集を忘れずに。
とはいえ普段の足で軽自動車を使っている方で、気軽にキャンプが出来るというのは何物にも代えがたいメリットとなる。これで諦めていたキャンプにも行けるようになるかも?