半永久的に使える!?特殊繊維を採用したランタン芯でランタンをグレードアップ
2022年04月14日 12:00
抜粋
泊まりのキャンプをするとなると絶対に用意しないといけないのが「灯り」。LEDランタンやガソリンランタンなど光源や燃料の違いでいくつか種類がある中で、コスパの良さと雰囲気の良さから人気があるのが「オイルランタン」だ。
従来のオイルランタンだと、使用し続ける中で「芯」が短くなって交換しないといけないということもあるが、今回「株式会社SEIDO」が開発した特殊繊維を採用した芯「特殊繊維芯」なら半永久的に使用できるらしい。いったいどういう仕組みなのだろうか。
特許出願中!特殊な3層構造
「半永久的」と打ち出しているあたり中々の自信だが、それもそのはず開発された3層構造は構造特許出願中とのことで、まさしく画期的な発明となっている。
ランタン芯のキモとなる「芯材」には高い耐火性能を誇る「アルミナ繊維」を採用し、側材には国産コットンを100%使用した帆布を使用しており耐久力は抜群。それらを縫い合わせる繊維も、通常の繊維では意味が無いので「アラミド繊維」という難燃性の糸を使用している。
「アルミナ繊維」は宇宙開発分野で開発された
そもそも我々一般人は「アルミナ繊維」というワードにあまり耳なじみが無いが、実は宇宙開発分野で開発された素材の一つ。とんでもない高温になるロケットの一部でも使用されているだけあって、使用耐火温度は1250℃とまさに桁違い。瞬間使用温度では1850℃となっており、これは一般的なガスバーナーで熱しても耐えられるレベルである。
一般的なスパッタシートの耐熱温度が約700℃らしく、それと比べるとすごさが分かる。ランタンの高熱部分は900℃程度とのことなので、この芯は燃えることなく使えるという理屈だ。
自然鎮火実験でも素晴らしい結果に
従来のランタンの芯が短くなるのは、燃料が足りなくなった際に芯が燃えてしまう事が原因だった。特殊繊維芯であれば、前述の通り「燃えないので短くならない」ということだが、果たして本当に短くならないのだろうか。
そちらはもちろん実験で実証済みなので、実力に噓偽りはナシ。自然鎮火を繰り返しても芯が短くならないことがはっきり証明された。
手持ちのランタンをグレードアップさせよう!
特殊繊維芯は基本的に芯だけの販売となっており、専用のランタンがあるわけではないというのも嬉しポイント。自分の愛用しているオイルランタンの芯と交換すれば半永久的に交換する必要が無いとあって、購入希望者も殺到している様だ。
執筆時点では既にAmazonの商品ページで在庫切れ。再入荷予定も立っていないとのこと。レビューによれば純正の芯よりも明るくなったという声もあるので、口コミから更に購入したくなるというループに入っている様子。どうしても入手したいという方は販売ページをこまめにチェックしてみよう。